学校の勉強を嫌いから好きに変える方法
日本の子供が嫌いなことの代表格みたいな勉強。
しかし生まれた時から勉強が嫌いだという人はいないと思います。
あなたもきっと、小学校に入ったばかりの頃は楽しく本を読んでいたり、楽しく勉強していたりしたのではないでしょうか。
多くの人は人生のどこかのポイントで、何らかの理由で勉強が嫌いになってしまったと考えられます。
その原因と、勉強を嫌いから好きに変える方法を紹介していきます。
勉強嫌いになる4つの原因
①親や先生から勉強を強要される
どんなに好きなことでも
自分が望まないタイミングで強要されてしまうとストレスを感じてしまい､
強要される対象が嫌いだと思ってしまうものです｡
ましてや義務で授業や宿題をこなしている勉強はなお、ストレスが強くなりがちです｡
②勉強がわからない､授業についていけない
わからないことがあり､それをそのままにしてしまうような環境だと
『わからない』が時間と共に積み重なってしまいます｡
学校の授業は複数人のペースで進んでいきますので､
余程勉強に意欲があり積極的に調べたり聞きにいける人じゃないと
『わからない』の解消はできないと思います｡
③他の人と比較される
大抵比較されるのは自分より成績のいい人だったりします｡
人より劣ると言われてしまうことで自信を失ってしまい､
意欲が削られたり勉強が嫌いになってしまいます｡
④勉強する意味がわからない
「なぜ苦労して勉強をしないといけないんだろう」
「将来なんの役に立つのか」など
社会を知らない学生は疑問に思いながらも
やらなければいけない空気があり勉強していると思います｡
行動の意味がわからないことを強要されることはつよいストレスを生んでしまいます｡
学校の勉強を嫌いから好きに変える方法
先ほど挙げた4つの原因ごとに解決方法を提示していきます。
※読者が未成年の場合は親と相談して決めたり手伝ってもらってください。
①【対策】親や先生から勉強を強要される
周りからやらせようとせずに自主性を持たせて自分のペースで勉強できる環境をつくってください。
他者が希望する水準を押し付けてもいけません。
同時に『勉強するといいことがある』環境をつくってみてください。
おやつが少し増える、遊べる時間が少し増えるなど小さいことでいいです。
②【対策】勉強がわからない､授業についていけない
学校ではわからないことは聞きにくいと思うので、
自宅で勉強を教えれる人がコミュニケーションを取って
勉強でわからないことがなかったか聞いて、理解できるまで教えることが重要です。
両親が忙しい場合はマンツーマンの家庭教師をつけるのがいいでしょう。
複数人で授業を受ける塾は学校と同じで『わからない』が出てしまった場合に修正できる機会が少なく、授業についていけなくなるかもしれません。
一番重要なことですが『わからない』ことを責めるのは厳禁です。
『わからない』が出てくるのはあたりまえだと思って根気強く教えることが一番勉強ができるようになる近道です。
『わからない』がなくなった時の喜びが勉強を好きにしてくれます。
③【対策】他の人と比較される
比較すること自体は自分の立ち位置を理解するために必要です。
しかし常に自分より優れた対象だけに比較を絞ることは、
常に劣ると言われている感覚になってしまい自信をなくしてしまいます。
比較は客観的に全体視で行わなければいけません。
テストの成績が学年で真ん中より少し上だったら、それを褒めてあげましょう。
自主的に向上心が芽生えて自信もついていきます。
仮に最下位だった場合には本人に寄り添って原因を取り除く提案をしましょう。
決して責めてはいけませんし、原因を放置することもいけません。
原因を取り除けば後は改善した結果が自信を取り戻してくれます。
優れた対象との比較自体は目標や向上心の刺激になり、見本となってくれます。
ただし自信損失にならないように直接比較する場合には、
何故その対象が優れているかを納得できる理由で説明しましょう。
どうにもならない理由だったり説明できない対象とは比較するのを避けた方がいいです。
優れた対象を目標にして到達した時には人生でとても大きく貴重な成功体験となるでしょう。
④【対策】勉強する意味がわからない
本人が理解できて自主性を持って向かえる目標を提示することで
「なぜ苦労して勉強をしないといけないんだろう」
「将来なんの役に立つのか」がなくなります。
一番繋げやすいのが『将来の夢』です。
小さい頃から大人になるまで同じ目標に向かうアドバンテージは
社会で一流プレイヤーのエピソードが示しています。
『本人の適正の理解(なにが得意不得意か)』と『目標の設定』を
なるべく早期に決めることが重要です。
適正と合わない目標は無駄な努力に繋がってしまう可能性が大きく、目標の設定がないと勉強する意味がわからない状態となってしまうかもしれません。
目標の設定では、その目標を選ぶ
『メリットとデメリット』を理解できるように教える必要があります。
例えば、医者になりたい場合は
メリット = 社会的地位や信頼性が高い、高収入
デメリット = たくさん勉強しないとなれないくらい難しい、仕事はすごく忙しい、責任が大きい
みたいにわかりやすく教えましょう。
そしてわからない場合は一緒に調べましょう。
目標の設定をしっかりすることで、目標に近づく道が見えてモチベーションが向上します。
同時に大まかな目安や計画を示すことも有効です。
計画性を育み計画を消化することで目標に向かう自信となります。
また子供だからとタブーを作って目標の中にブラックボックスを設定しない方がいいです。
『わからない』が残る目標には自信を持って進めないものです。
そして一度決めた目標でも、変えてはいけないということはないです。
経験を積むことで適正も好きなことも変わっていくことも自然とあります。
再度目標を十分に理解してもらえばいいだけです。
それまでの努力が無駄になるのではと恐れる必要はありません。
しっかり決めた目標に向かって努力した時間自体が本人にとって貴重な経験になります。
まとめ
勉強嫌いの多くは他者からの押しつけやわからないことでの自信損失です。
その要因を取り除くことが勉強嫌いを好きに変える第一歩となります。
勉強する本人がメリットを理解して段階的に実感することが
勉強を嫌いから好きに変えてくれるでしょう。
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